今日は断食明けです。と言っても1日断食だし、それも本断食ではなくりんご断食なので、まあぼちぼち断食といった感じ。りんご3個食べられるので、多少は楽だけど、2キロはしっかり痩せる。お腹が空くのでつらいけど、断食明けの朝のすっきり感は体験しないとわからない。お腹が空いて腸がぐぐっと縮こまると宿便がしっかり出る。すごいですね。
これほど飢えることが大事だったとは思いもよらなかった。でもよーく自然を見渡すと普通のことだった。身近のネタからいうとわが町の特産物の下仁田ネギは夏に育った緑の葉っぱを半分切って植え替える。ネギにストレスを与えてこんちくしょう!こんちくしょう!とネギが頑張って再生するといいネギに育つ。さらに冬に霜にあたって極寒を体験させると、またまたこんちくしょうで甘いネギになる。すごいですね。もう少し説明すると寒さで少々葉が枯れたくらいのネギの方がおいしい。収穫は12月中にすべて完了して、販売は1月末までするんだけど、当然ネギは土から抜かれているので枯れ枯れになって小さくなってしまう。見た目が相当悪いので、価格は安くなるのだが、本当の下仁田ネギの甘さを体験したいなら、この1月末の枯れネギを買うべし。すき焼きは定番だけど、お雑煮の野菜の具をネギだけにして食べるとマジうまです。
作家活動をしていて、〆切が迫ってくるとストレスがかかってか、食欲が減ってたいてい2,3キロ私は痩せる。ダイエットできてラッキーだけでなく、こういう時は驚くほど感度が上がって、思いもよらない知恵がわく。考えたら当然のメカニズムだった。お金がたっぷりあって、時間もいっぱいあったら私は多分作家は続かなかっただろう。このギリギリ感が結果的に私には必要だった。だけど、少々負荷を自分にかけ過ぎていたのも事実。だめだね~。
私よ、私、頑張って再生しよう。鷹も50年生きると自分で自らの生爪を剥いで、体を再生させる。この儀式ができなかった鷹は寿命が来る。私がやってる生食断食も鷹の生爪剥ぎだな、、と勝手に思っている。尊敬している岩野勇三先生が亡くなったのは53歳。生爪剥ぎができた鷹は、後30年生きるそうだ。爪が生え変わるまでは、ほとんど餌を食べれない。再生は飢えと引き換えなんですね。とほほ、、また来週断食しまうかね。
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